てんこく白(城)日記 → みにいんの四季
今まで日記の一部として篆刻作品をご紹介してきましたが、来年から逆で篆刻作品ご紹介の一部としてコメントしていくことに変更しました。よろしく御願いします。2007年12月30日。記。
                                                     東城記
<<前のページ | 次のページ>>
2013年1月14日(月)
雪の下

添付作品名 雪の下

漢名は「虎耳草」です。

先日幼稚園児の生徒で「今日は歯が痛くて休む」という連絡で
子供の頃歯が痛い時、庭のユキノシタを良くもんで歯でかんで
和らげていたことを思い出しました。

最近はこの近辺ではスギヤマ、スギ薬局など車で5分以内に
行ける大手薬局が3件もあり不便を感じませんが、
昔は小さい薬局が校区に1件あるかどうかで
すぐ行けず昔の人の知恵でどくだみ、ユキノシタなど草を
薬の代わりに使っていたことを覚えています。

医学が発達することは大変ありがたいことですが
一方で野の草が薬の代わりになることをもっと
知っておいても良いなと思いました。

雪の下(ユキノシタ)の薬としての使い方→こちら

2013年1月13日(日)

添付作品名 怡

「イ」と読み、意味は「喜び楽しむさま」です。

今年巳年は節目の年です。

作品作りをしていて苦痛に感じたことは
まだ一度もありませんが20代、30代の頃は展覧会の数が多く
大変だとは感じたこともありました。

日展系から退会、気に入られる為の作品作りから
自分が主張したい作品作りに代わり
特に制作が楽しく、制作過程で次のテーマが見えてくるので
「制作すること」に関しては満足・順調に進んでいると思います。
評価はその時々でマチマチですが
本道から外れているので仕方ないことと承知してやっています。

今後も絵画的要素を含んだ見て楽しい篆刻作品
目指し更に邁進してこうと思う次第です。
また同時に自分が「たのしむ」ことも忘れず
続けて行きたいと思います。

2012年10月24日(水)
玄風

添付作品名 玄風

昨日は天気予報通り前日の夜から雨で時折激しい雨も。
この辺りは低いので少しの雨でも道路の冠水は直ぐ。
昨日は家のトイレの水が逆流し溢れていつものことながら
後始末が大変でした。

以前刻した印文で「黒風白雨」という言葉を思い出して
確認のため意味を調べ直してみると
{強い風が吹き荒れ、にわか雨が降ること。暴風雨。}とあり
我ながら納得。

もう一つの「くろ・玄」い風はと調べてみると
玄風{深遠な道。幽玄な教えの趣旨。・続日本紀}とあり
”くろいかぜ”も大きな違いがあるものだと
刻して見たところです。

2012年9月27日(木)
行雲流水

添付作品名 行雲流水

毎年のような気がしますがこの時期は
漸く夏が終わり本格的に秋の到来を感じる季節です。

人生的にも節目に差し掛かっていて色々考えさせられる時です。

何気なく空の雲を眺めていて今日の言葉を思い浮かべました。
意味は「空行く雲や流れる水のように、深く物事に執着しないで自然 の成り行きに任せて行動するたとえ」です。

そろそろこの境地にならなくてはと思います。

2012年9月4日(火)

添付作品名 菊

今年は猛暑が長く続いたせいか
やっと9月になってくれたという思いです。

9月はきくげつ【菊月】という異称がありますが
文字通り菊の咲く季節に当たるところから
陰暦九月の異称として、菊咲く月のこです。

10月の地元のお祭りでよく菊人形など記憶していて
「秋」というイメージがありまだまだ残暑は厳しいものの
気持ち的には名実ともに秋に入ったという感じです。

今年も例年の様に企画されているようで
季節感が味わえることはありがたいことだとしみじみ思います。

2012年5月8日(火)
チューリップ

添付作品名 チューリップ

今やアニメ等変身ブーム!?
知人から頂いたチューリップの花が咲き楽しんでいますが
このチューリップ、咲き始めは白いのですが
日が経つにつれだんだん赤くなってビックリ!
とても鮮やかな赤い花に変身していきます。

新潟県と富山県ではチューリップが県花ですが
このチューリップの種類まではわかりませんです。

白からピンクになった頃の花
  

自然は不思議で面白いです。

2012年4月30日(月)
倉庚

添付作品名 倉庚

昨日のニュースで今年も青森地方で
桜と梅が同時に満開になったとの話題。

昨年1年震災の話ばかりで気にかけては
いけないような雰囲気がありましたが
今年は明るいニュースとして聞くことができました。

倉庚とは「うぐいす(鶯)」の異名(古くはヒバリらしい)。

東北の鶯もきっと喜んでくれているのだろうと思います。