天禄永昌(てんろくえいしょう)について一考
意味・・・天から恵が限りなく降り注いでいる
天禄永昌という語句は広辞苑をはじめ分厚い漢和辞典、四字成語辞典など、どの権威ある辞典にも載っていません。法政大学が出版する「新修墨場必携」にあるだけでどの辞典にもないのが実際です。
永昌と変換しようとすると詠唱となります。
漢語古文字字形表(徐中舒)にも「昌」は「唱」が本字と有るように詠唱という語句が本来の言葉ではないでしょうか。

               (漢語古文字字形表より)
四字成語の意味を考慮した時、「永遠に光輝く」であると考えられます。ここでの昌は「晶(ヒカル)」で永昌永晶ではないか。このような説を何処かで見たような記憶もあり今回あえて「晶」の字にして刻った次第です。
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